夢洲サンバシ
■通常出船してから約40分位で到着します。

■年間通じて落とし込み釣り・冬場のフカセ釣りではチヌ、
 エビ撒き釣りではチヌ・ハネが狙え、タコも見逃せません。
 また秋口は足場の良さからサビキ釣りも人気です。

■足場の良い鋼管波止で海中ではオーバーハングになってお
 り落とし込み釣りではテクニカルなポイントの一つです。

■全長約600m程で、海面までの高さは平均1.5mほど。
 内向き・外向きれぞれの水深は4.5ヒロ〜6ヒロ強で底は多少の
 起伏があり5m先位から緩やかな掛け上がりになってます。

■船着きは通称「段々」と呼ばれるサンバシ付け根付近です。

【注意事項】

・南西〜西の強風や満潮高潮時は、船着き付近は潮が被る事が
 有るのでご注意下さい。

・足場は良いのですが波止の幅は広くは無い(約1m)ので
 荷物は広げず譲り合って楽しんで下さい。



【チヌ落とし込み釣り】

足場の低い鋼管波止ですがコンクリート部が水中でオーバーハングになっており、 さらに沖向きは潮が速い事が多いテクニカルなエリアでもあります。

オーバーハングのアゴが水面下に没している間はエサを鋼管に届ける事が難しくなります。

そこで夏場ならイガイの一枚掛けをエサにイガイをスライドさせるスライダーが効果を発揮し、 釣れた時はその難易度からの達成感を味わえる場所でもあります。

夏場のイガイ類の他の餌は基本的にエサは垂直落下(鋼管から離れた状態)なので、 アゴ下周辺及びその延長で鋼管から少し離れたチヌを狙うことになります。

「際からエサが離れてもチヌが釣れるの?」と思う方も居られると思いますが、 ソコはオーバーハングの恩恵でもある【影】と【潮の変化】を利用して警戒心が薄れて 浅いタナに浮いたチヌを狙う釣りが成立します。

基本的に釣り方は垂直ケーソンと同じ方法でOKですが、特筆すべきはやはりタナが通常の波止より浅い事で、 目印仕掛けの場合は短め(1.5ヒロで充分)の方が仕掛けの捌き(処理)、やり取りの自由度が上がり手返しも早くなります。

また、「ヘチ釣りはオーバーハング不利」と言われますがチョッとしたコツを掴めば 目印と全く遜色有りませんのでチャレンジして見て下さい。

ポイントは全体と言ってよく、しいて上げれば対面の岸壁(工事エリア)の各階段の正面付近は比較的よく当たります。

また鋼管が老朽化して破れてる箇所が多数あるのでそう言った所では内向き・外向き共にポイントとして成立します。

冬場も2ヒロまでで勝負出来るのですが、アタリが遠い場合は休憩するか、 (地元の落とし込み師は殆どしませんが)底まで一気に落として底で勝負すると会心の一尾に出合える事も多々あるのでご参考に。

釣る難しさが楽しさに変わる面白い波止です。 エサの着きは年によってマチマチですが、オーバーハングで取り辛いので自参が確実です。


【エビ撒き釣り】

サンバシでのエビ撒き釣りは、比較的潮が大人しい内向き狙いが一般的で、水深(6ヒロ〜沖は7ヒロ)がある為底撒き器は必需品です。

竿2本先を底から1ヒロ上に棚設定し、底撒き器でタップリとシラサエビを撒き、誘いをかけながら流していきます。 もう一つのポイントは際。底と中層の2通りの攻め方があり、中層は3ヒロ前後を流していきます。

いずれも際から50a以内を離れないように誘いながら流します。

5月頃になるとチヌはやや一服状態になりますが、代わってハネ、スズキクラスが気持よく竿を絞り込んでくれます。

撒き餌は絶やさずに行います。撒き餌の切れ目が縁の切れ目と言っても過言ではありません。

ポイントはほぼ全体的ですがやはりケーソンの継ぎ目や段差、潮が前後に払い出しになっている所は狙い目ですネ。

サンバシは落とし込み釣り師、ルアーマンにも人気の波止で、頻繁に釣り人が行き来します。 波止の幅が狭いので、荷物を乱雑に置かず1か所にまとめて置くようにし、通路確保にご協力お願い致します。


  

写真(左)オーバーハングかつ潮の流れが速いことが多いので、落とし込み師にとっては腕の見せ所。
写真(中)フカセやエビ撒きでのチヌも実績大。
写真(右)足場が低く釣りやすいので、女性や家族連れにも人気です。


救命具は乗船時より【常時着用】です。徹底にご協力お願いします。